■光線治療例 薬害によるうつ病から回復
更年期障害で安定剤等の薬の大量長期連用により、うつ病を発症した患者が光線治療により完治したので報告します。
60歳の女性です。更年期頃より不眠、耳鳴り、慢性鼻炎、飛蚊症などに悩み、すっきりした気分になれることがなかった。50歳過ぎ頃、病院で不安精神症や仮面うつ病と診断され、色々な薬を大量に服用することになった。
55歳頃より安定剤の服用量がどんどん増え、家事も出来ず一日中ほとんど寝ている状態となった。不安感が大変強く、本人は精神科への入院を強く希望していた。入院待ちの状態の時に、知人の紹介で来院した。
初診時の症状および所見は、ときどき頭(特に左側)が急に締め付けられたようになり、グルグル目が回る感じになる。一日中耳鳴りがし、飛蚊症もあり眼精疲労でいつも眼がショボショボする。顎関節(あごかんせつ)に痛みが出やすく食べ物が十分に噛めず、何を食べても味覚が乏しくおいしさを感じず、無理に食べると上腹部の痛みや腹部膨満感で苦しくなる。
歩行が不安定で真っすぐ歩けず、左背筋に硬結(こうけつ)があり左腕の挙上が出来ない。手が震えて字が書けず、言葉も不明瞭でしどろもどろの状態であった。
睡眠剤、鎮静剤、精神安定剤、高脂血症治療薬、消化性潰瘍治療薬、ビタミン剤、代謝改善薬の7種類を常用し、点眼薬も使用していた。
数年前から長年続けてきた習い事を止め、他人との付き合いもすべて止めており、家事も行えず、外出も出来なくなっていた。
強い不安感があり家族がいても「寂しくて仕方がない」と繰り返していた。何かに頼りたくて、宗教団体に入信しようとしたが、夫の強い反対にあっていた。
治療用カーボンは3002−5000番を主に3001−5000番、3000−5000番を使用。時に1000−3000番、3001−4008番、3002−4008番を使用。
両足裏、両足首、腓腹筋部、両膝各10分間照射。
なお、8回目の治療から腹部、腰部各5分間照射を追加。光線治療器2台を使用した。
依存性の強い薬を服用していたが、治療効果を高めるために薬を少しずつ減らすことを条件に週2回の通院治療を行った。
また、自宅では足と腹部を冷やさないように日光浴、温湿布、湯たんぽ、足浴、半身浴を指導した。
当初、一人では外出できず、夫が運転する車で来院した。2回目の治療より睡眠が深くなった。治療開始1カ月後(7回目)には、薬を1錠分減らすことが出来たが、その後本人が薬の本を調べて怖くなり、すべての薬を一度に中止してしまった。
そのためにひどい幻覚に襲われ、夜中に騒いで暴れる事や夜中の徘徊もみられた。橋から飛び降りそうになったことも度々あった。
患者には、再三にわたり、薬の服用し徐々に減薬することを説得した。治療3カ月後には、風邪を引いたが風邪薬なしで乗り越えられた。しかし、体調はまだ安定せず、胃ガンを心配して胃カメラ検査を受けたり、薬が合わないと別の精神科を受診したりしていた。
その後も、減薬の過程で異常な夢や幻覚に悩まされ、夏だというのにからだ中が冷たく、不快感が強く動けなくなる日が度々あった。病院で点滴を受けるが、その度に耳鳴りが強くなる等、さらに体調が悪化して、また落ち込むことを数回繰り返していた。
治療開始8カ月目(54回目)には電車とバスを乗り継ぎ一人で来院可能となった。毎日、散歩するようにアドバイスした。9カ月目(57回目)には、服薬しない方が楽になってきた。
そして10カ月目(60回目)には服薬を中止しても幻覚や幻聴に悩むことがなくなった。治療開始1年後(66回目)には、遠方で行われた結婚式にも出席できた。現在、治療開始2年経過したが、家事はもちろん、山登りもでき、2年前とは全く別人のように元気になっている。
なお、本症例では光線治療と同時に、足底、腹部、背骨部への手技療法と温湿布を併用した。
■ 042号 うつ病の光線治療総合版(A4版 16ページ)というレポートが出来ました。
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