2026年03月01日

今日の言葉。 ■乳がんの自己検診


■乳がんの自己検診
乳がん検診を受けるとともに、毎月1回、「自己検診」を行う習慣を、若いときから身につけておきましょう。
1、鏡の前で乳房をよく観察する
2、乳房全体をていねいに触る
3、乳頭からの分泌物・わきの下のしこりの有無をチェックする
「何か変だな」と感じた場合は、乳がん検診を待たずに、必ず専門家を受診して、詳しい検査を受けるようにしてください。

■乳がんの見逃しを防ぐために
・乳がん検診の精度
1、マンモグラフィ装置自体の精度が重要
2、放射線技師がきちんとした写真を撮って初めて、精度の高い乳がん検診が始まる
3、さらに、その写真を”どう読み取るか”が問題になるそうです。

超音波検査も検査を行う人の技術が重要です。マンモグラフィの場合、撮った写真を複数の医師が見て検討できますが、超音波検査は検査を行う人が”ちょっとおかしいな”と思わなければ写真として残しませんから、行う人によって発見率に差が出てきます。
マンモグラフィに関しては、医師や放射線技師は、講習会を終えて試験を受けると、A〜Dの4段階で評価され、AとB評価の人に認定証が交付されます。認定された医師や放射線技師、検診施設はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会のホームページで公表されています。

・細胞診は100%確実ではない
判断が難しい場合は「組織診」が行われます。





今日の言葉。 ■分泌物やしこりが見られる乳管内乳頭腫

■分泌物やしこりが見られる乳管内乳頭腫
乳管内にできる良性腫瘍を、「乳管内乳頭腫」といいます。30歳代後半から50歳代の女性に多く発症します。腫瘍が大きくなると「しこり」として外から触れてわかることもあります。
がん化することはなく、乳頭腫のある乳管を切除する手術を行えば、症状はなくなります。

・炎症性乳がんとは
乳房の皮膚のうち「真皮(しんぴ)」という層には、リンパ管が網の目のようにたくさん張り巡らされています。
このリンパ管の中にがん細胞が充満すると、リンパ液の流れが止まってしまい、乳房が全体的に赤く腫れ上がってきます。これが「炎症性乳がん」で、しこりを伴うこともあります。乳がんの中ではまれですが、進行が早いタイプです。
炎症性乳がんでは、乳房の皮膚のリンパ管網に、ガン細胞がびっしりと入り込んでいまっているため、手術ですべてを取り除くことはできません。抗ガン剤を用いた化学療法が、治療の第一選択となります。

■診断のために行われる検査
・しこりの有無を調べる視触診
・小さな石灰化を発見できるマンモグラフィ
・しこりの中の構造がわかる超音波検査
・乳管内の様子を調べる乳管造影・乳管内視鏡検査
・細い針を刺して細胞を採取する細胞診
・太い針を刺して組織を調べる組織診
・1年に1回、「乳がん検診」を受けることがとても大切です。
※マンモグラフィはしこりとして触れない乳がんも発見することができ、視触診に比べて発見率が数倍高くなるといわれています。





今日の言葉。 ■乳がんに似た症状が現れる病気

■乳がんに似た症状が現れる病気
・ホルモンのバランスが崩れてしこりができる乳腺症厳密には乳腺症は病気ではなく、検査で診断がきちんとつけば、一般的には治療の必要はありません。

・境界がはっきりしたしこりが生じる線維腺腫
線維腺腫も良性腫瘍で、がん化することはありませんが、やはり画像検査や細胞診で、乳がんとの鑑別を行う必要があります。

・しこりがどんどん大きくなる葉状腫瘍
線維腺腫と非常によく似たしこりに「葉状腫瘍」があります。乳管を支える間質の細胞が増えるために生じるもので、基本的には良性の腫瘍です。葉状腫瘍に特徴的なのは、しこりが大きくなる点で、メロンやスイカほどの大きさの巨大なしこりになることもあります。
しこりを摘出する手術が必要です。ただ、摘出しても再発することもあります。

・乳房の赤み、腫れ、痛みなどが現れる乳腺炎
「乳腺炎」は、細菌感染によって乳腺に炎症が起こる病気です。授乳期に、赤ちゃんがうまく乳汁を吸えないと、乳管内に乳汁がたまって炎症を起こし、「乳房の赤み、腫れ、痛み」や「高熱」などが現れます。治療には抗菌薬が用いられます。
気をつけなければならないのは、授乳期以外に、乳腺炎と同じような症状が現れた場合です。その場合は、特殊なタイプの乳がんで、非常に治りにくい「炎症性乳がん」の可能性があります。また、「慢性の乳腺炎」の可能性もあり、これは閉経期の女性に見られます。いずれにしても、細胞診などを行って、鑑別することが重要です。




■PART1 治療を受ける前に ■乳がんの基礎知識

■PART1 治療を受ける前に ■乳がんの基礎知識
・特徴
早期発見が重要だが初期には自覚症状はない。乳がんの初期症状は「乳房のしこり」と思っている人もいますが、そうではありません。乳がんはm「乳管や小葉の中にとどまっている状態(非浸潤(しんじゅん)がん)」と「乳管や小葉の外にも広がっている状態(浸潤がん)」に分類されます。非浸潤がんは、がん細胞が血管やリンパ管に入ることはないので、転移を起こさない「早期がん」といえます。
非浸潤がんでも浸潤がんでも、ある程度進行すると、乳房のしこりとして外から触れることができます(触知乳がん)。しかし、乳がんの進行は非常にゆっくりなので、しこりとして認識できるまでに成長したときには、がんの発生から何年も経過しているのです。

・乳がんの進行と症状@
乳がんの進行には2つのタイプがあります。乳管の中を伝わって広がる「乳管内進展」と、乳管の壁を破って乳管の外に広がる「浸潤」です。
乳管内進展の場合、がんが成長して現れる症状は、「乳頭からの異常な分泌物」です。さらに「乳頭のただれ」が見られることもあります。
乳頭のただれは「パジェット病」という特殊な乳がんの症状としても現れます。

・乳がんの進行と症状A
乳管の外に広がるとしこりを形成する。がんが乳管を突き破り浸潤を起こすと、「しこり」として外から触れるようになります。しこりの大きさや形、硬さはさまざまで、がんの進み具合やできた場所、脂肪の厚さなどによって異なります。
がんは塊をつくっていく際に、周囲の組織をどんどん引き込みながら、縮んで硬くなるという性質を持っています。そのため、皮膚や乳頭に近いところにがんがあると、しこりの成長に伴い、乳房の皮膚が引っ張られて「くぼみ」ができたり、乳頭が引っ張られて「乳頭の陥没」が起こってきます。
さらに、乳管の外に広がったがん細胞が血管やリンパ管に入って全身に転移を起こす可能性があります。わきの下のリンパ節に転移を起こすと、しこりのある乳房側に「わきの下のしこり」が現れます。




今日の言葉。 日本で「乳がん」にかかる人は年々増えており、毎年約3万5千人もの人が新たに乳がんにかかっています。

■「乳がん からだとこころを守る」
■はじめに
日本で「乳がん」にかかる人は年々増えており、毎年約3万5千人もの人が新たに乳がんにかかっています。30歳代後半から急激に増加し、40歳代後半がピークと、社会においても家庭においても大きな役割を担っている年代に、最も多く見られます。





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