膵頭十二指腸切除術はその術式により胃の切除範囲は異なりますが、いずれの場合も少なからず胃がダメージを受けるために胃の動きが悪くなり、食べ物や胃液が長い間胃の中にとどまってしまうことがあります。この状態を胃排泄遅延といいます。
術後の回復とともに胃排泄遅延も自然とよくなっていきますが、それまでの間は食事を摂ることができず、細いチューブを鼻から入れて胃内にたまった胃液を取り除く必要があります。
また、すい臓を切除することにより、すい臓で作られている膵液の分泌量が低下します。膵液はタンパク質や脂肪を分解する消化液であるため、分泌量が低下することにより消化吸収能が低下し、下痢や脂肪便などの症状が現れる事があります。
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