健康診断では、メタポ(肥満)・大腸がん・骨密度・乳がんなどが主要な検査項目になっているように思えますが、80歳になると全員が発症する白内障については、あまり力を入れていないように感じます。
また、近所で暮らしている80歳以上の高齢者が「白内障で困っている」という話はあまり聞きません。
■白内障とは
水晶体のはたらきは、光を網膜に届けることと、ピントを合わせることで、無色透明だった水晶体がにごってきたものが白内障です。
・白内障の症状
水晶体に白濁が生じると、かすんだり、二重三重に見えたり、まぶしくなります。
もっと白濁が強くなると、視力低下が主症状になります。黄褐色の着色が強いと、暗い所でとくに見えにくくなったり、一時的に近くが見やすくなったりします。
瞳の中央が外から白く見えるほどになるまで放置すると、白内障が溶け出してきて炎症や緑内障(りょくないしょう)を起こして痛くなることがあります。
■白内障の予防
・アンチエイジングを行う
白内障の原因は酸化ストレス、すなわち多くの場合は加齢に伴って引き起こされますので、体を酸化ストレスから守る事が白内障の予防にもつながります。加齢に伴って発生する白内障を、病気と呼ばずに老化現象と呼ぶ人もいるぐらいですので、一般的に言われているアンチエイジング、抗加齢、抗酸化の考え方が、加齢に伴う白内障予防にもあてはまります。
睡眠不足や喫煙、紫外線、脱水状態等は、その場では大きな変化につながりませんが、酸化ストレスを蓄積する要因になるため、なるべくそうならないように心がける必要があります。いつもの日常にプラスで軽い有酸素運動を取り入れたり、バランスのとれた食事をすることでも十分な予防となります。
■白内障を放置しておくと失明の危険性が
白内障は目の中にある水晶体が白く濁り、視力に影響が出る病気。景色がかすんだり、光をまぶしく感じたり、物が二重に見えるようになる。放っておくと失明する危険もある。
一般的には50〜60代に発症する病気ですが、漁師や農家の方、サーファー、プロゴルファーやテニスコーチら紫外線を特別多く浴びる職業の方は発症しやすいといわれています。白内障の主な原因は加齢で、紫外線がどの程度関与しているかは個人差がありますが、リスクであることは間違いありません。
■白内障の光線治療
治療用カーボン:3001−5000番または3001−4008番を用います。
光線照射部位:両足裏、両膝(以上集光器使用せず)、肝臓部(2号集光器使用)、後頭部(1号集光器使用)、眼・鼻部(1号または2号集光器使用)各5分間、または左右こめかみ部(2号集光器使用)各5分間治療します。できれば腹部、腰部(以上集光器使用せず)各5分間も治療するとよいでしょう。
高血圧、糖尿病がある場合は、それぞれの光線治療を行い、眼に対する治療は3001−5000番を使って、肝臓部、後頭部、眼・鼻部各5分間治療します。
※眼を治療する際の注意
眼・鼻部や左右こめかみ部を照射するときは、必ず眼を軽く閉じて照射距離は遠めにし、熱くないように行います。
(参考文献:「理論と治験」 P212〜P214)
※眼を照射するときの注意
1、眼や鼻など、顔に光線を照射するときは、必ず眼を軽く閉じること。眼を閉じて治療すれば、サングラスのおうなもので眼を遮蔽(しゃへい)する必要はありません。
2、顔はほかのからだの部位に比べ、光に対して敏感な反応が出る部位です。したがって、治療初期は照射距離に注意し、本来の照射距離である「気持ちよく感じる距離」よりもやや遠めにして照射します。そして経過をみながら熱くなく気持ちよく感じる距離に調節していくようにします。熱く照射すると、気分的には早く治りそうに感じるものですが、実際には治療効果を相殺する結果になりますので、十分に注意する必要があります。

